必ず用意しておこう! 磯釣りでの装備品とは
磯釣りを楽しむにはまず安全のための装備品を揃えることから。
磯はそれだけ危険度の高いフィールドだという認識を持っていることが大切です。
では、どんな装備を揃えれば万全と言えるのか。
今回は磯釣りに必須の装備品、あると便利な装備品をご紹介します。
磯釣りは安全第一
磯は堤防やサーフなどと比べると危険度が高く、安全に関する細心の注意が必要です。
自然の岩が剥き出しになっている場所、足元が滑りやすい場所では転倒をして負傷する危険があります。
さらにそれだけでなく、海に落ちれば命を落とす危険性も高くなります。
風の強さや波の高さ、潮の満ち引きにも十分に気をつけなければなりません。
特に、磯釣りでは安全のための装備をしっかり揃えることが重要です。
快適な磯釣りは万全な装備から始まるということを肝に銘じておきましょう。
磯釣りをする際に必ず用意しておきたい装備品
まずは磯釣りにマストな装備品から紹介します。
最低、次の4つは用意しましょう。
ライフジャケット
安全のための最も重要な装備がライフジャケットです。
これを装着することで、万一、落水しても水面から頭を出して浮くことができます。
荒磯などでは海に落ちると自力で陸に上がるのが困難になることも珍しくありません。
ライフジャケットが文字どおり生命を守るジャケットとなります。
おすすめは浮力材入りのベスト型です。
ポケットがあり、小物も入れておけるので便利です。
他にガスボンベを利用した自動膨張型もありますが、こちらは岩場では傷ついて破裂することがあるので適しません。
ブーツ
磯靴とも呼ばれる磯用のブーツも必須です。
靴底一面にフェルト材が用いられているタイプと、ラジアル材に金属ピンなどのスパイクを備えるタイプがあります。
フェルトは耐滑性が高く、コケや海藻が生えている場所で滑りにくいのが特徴です。
履いていて疲れにくいのも長所でしょう。
ただし、土や砂で目が詰まると逆に滑りやすくなるという弱点があります。
スパイクはゴツゴツとした岩の上を歩くのに向いています。
自然の岩場ではグリップ力の強さが頼りになります。
一方、消波ブロックやコンクリートの上など人工的で平らな足場では滑りやすい傾向があります。
またフェルトとスパイクのメリットを併せ持つフェルトスパイクもあります。
よく行くフィールドによって使い分けを考えてください。
グローブ
磯で転倒して手をついたときなどに怪我を防ぐため、グローブも装着しましょう。
岩に密生しているフジツボや貝で手を切るといった事故も防げます。
作業がしやすい指出し型が人気で、5本出しや3本出しタイプがあります。
防風性・防水性に優れたアウター
雨や波しぶきから体を守るための防水性能はもちろん、体が冷えないよう、防風性に優れたアウターも用意してください。
ビニール製の合羽などではなく、磯釣り用のものを入手すべきです。
磯釣りをする際にあると便利な装備品
以下はあると便利な装備品です。
必要と思うものから揃えていくことをおすすめします。
偏光サングラス
不必要な光をカットして対象物を見やすくする機能を持ったサングラスです。
海面の乱反射を防いで海中をある程度見通すことが可能で、多くのアングラーが愛用しています。
目の保護にも役立ちます。
ヒップガード
ヒップを保護するプロテクターです。
転倒時の腰や尾てい骨へのダメージを軽減できます。
岩場に座った際に、アウターのズボンが岩や貝などで破れるのも防いでくれます。
クーラーボックス
磯釣りでは食料や飲み物を前もって準備しておく必要があるので、保冷に優れたクーラーボックスが役立ちます。
釣った魚を持ち帰る際にも便利です。
容量がありながら軽量で持ち運びしやすいタイプが人気です。
タモ
大物がかかったときに活躍するのがタモです。
特にフカセ釣りでは仕掛けの強度に限界があるため、大きな魚を引き上げるときにこれがないとどうしようもありません。
買い換え頻度は高くないので、少し高価でも性能の優れたものを選ぶと良いでしょう。
装備を万全に整えることは磯釣りの基本です。
まずは安全を確保し、その上で余裕を持って大物狙いにチャレンジしてください。