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デュエルの釣り入門ガイド

チニングに有効なルアーとは? おさえておきたい選び方のコツ

チヌは警戒心が強く、人の姿や音を感じるとすぐに隠れてしまう習性を持ちながら、一方で好奇心や獰猛さも持ち合わせていてルアーに好反応を見せる魚です。
そんなチヌを狙うにはどんなルアーが有効なのか、チニングで押さえておきたいルアー選びのコツをご紹介します。

チニングとは

チニングとは、ルアーフィッシングでチヌを釣ることを言います。

対象魚であるチヌはスズキ目タイ科に属する魚で、クロダイとも呼ばれます。
風貌も黒いタイといった印象で、白身を刺し身や洗い、塩焼き、煮付けなどで料理すると美味しく食べられます。

チヌには本チヌ、キチヌ(キビレ)などの近似種がいます。
警戒心があって日中などはなかなか姿を見せないものの、雑食性で好奇心が強い一面もあり、ルアーで釣る対象として非常に面白い魚と言えます。

チニングに有効なルアーとは?

チニングではトップウォーターからラバージグまでさまざまなタイプのルアーが使用できます。
以下、それぞれの特徴をみてみましょう。

トップウォーター

水面ギリギリのところで使用するルアーです。
チニングでは次のものを使います。

・ペンシルベイト
トップウォーターの中でも、ルアーの基本形と言える細長いシルエットのルアーです。
広範囲を探るときや、凪(なぎ)のとき、ベイト付きのときに有効です。

・ポッパー
口の形が独特で水しぶきが立ち、音が鳴る仕組みのルアーです。
波っ気があるとき、ピンポイントで狙いたいとき、ボイルや捕食があってチヌがいることがわかっているときに有効です。

・サーフェスクランク
ボディにリップが付いていて、水面近くでアクションする浮力の高いルアーです。
カラーローテーションすることで連続バイトが可能に。
見切られないようにすることが大事で、クリアーカラーを活用するのも効果的です。

バイブレーション

リールを巻くと小刻みに水を切りながら動くルアーです。
比重が重くアピール力が強いので、海底を広範囲に探ってチヌを引き寄せるのによく使われます。

ミノー

小魚を模したデザインとシルエット、動きを持つオーソドックスなルアーです。
河口などの小魚が多いポイント、濁りがあり水温が安定したシャローなどにいる大きめのチヌを狙うのに適しています。

ラバージグ(ワーム)

オモリとフックが一体となったジグヘッドに、スカートと呼ばれる細いゴムひもが付いたルアーです。
ワームを付けて使用します。
チヌ用ラバージグはボトムを引きずりながら巻いていくズル引きで使うことが多く、ナイトゲームならこれが最もよく釣れます。

ルアー選びの考え方

エキサイティングな釣りを楽しみたい、またはベイトに付く魚を狙うのであればトップウォーターがおすすめです。
夏シーズンのデイゲームなどではトップゲームを存分に楽しめるでしょう。

一方、春のナイトゲームなどでボトムに付く甲殻類を捕食するチヌを狙うなら、ラバージグが鉄板です。
ズル引きで数多く釣り上げることができるでしょう。

ルアーでチヌを狙うチニングは、さまざまなルアーが使えて楽しみ方の幅が広いのが魅力。
季節やポイントごとに異なる攻略法もあるので、ぜひ自分ならではの勝ちパターンを見つけてください。