初心者必見!釣り糸(ライン)の強度と規格

釣り糸(ライン)の製品パッケージには、10lb、20lbといった表記があります。これは釣り糸の「強力」という指標の数値を表したものです(一般的には「強度」とも呼ばれますが、正確には「強力」を指します。違いについては後述します)。
この数値からは、一体何がわかるのでしょうか。まず強力と強度の違いについて、そして強力による釣り糸の選び方についてご紹介します。

釣り糸の強さは「強力」もしくは「強度」で表す

釣り糸がどのくらいの負荷(魚の重さ、引っ張りの強さ)まで耐えられるかを示す指標には、強力と強度があります。
強度は、釣り糸の太さに関係なく、材質本来が持つ強さを表しています。例えば同じ材質の釣り糸だと号数(太さを示す)は1号より2号の方が、より大きな負荷に耐えられます。しかしこの号数に関係なく、その材質自体がどのくらいの強さかを示したのが強度です。
一方強力は、その製品自体がどのくらいの負荷に耐えられるか(糸が切れる力)を示しています。当然1号より2号の方が強力の数値は高いという結果になります。

直線強力と結節強力の関係

強力の中にも、直線強力と結節強力があります。一般的に釣り糸は、ルアーや仕掛けに結んで使われますが、その結んだときの強力を結節強力と呼ぶのです。このように分けて考えないといけないのは、直線状の釣り糸を引っ張るより、結ばれた釣り糸を引っ張る方が耐えられる負荷が弱くなるためです。
実際、結節強力は直線強力に対して、ナイロンの場合70~90%、フロロカーボンの場合は60~80%、PEの場合は40~50%の強力になると言われています。
実際に耐えられる力は、この結節強力の値であることを加味して釣り糸を選びましょう。

釣り糸の選び方

釣り糸は、号数(太さ)、強力(○○lbという表記)、狙う対象魚、使用するロッド、リールとのバランスを意識して選びます。
1lbのlbはポンド、重さの単位です。日本ではなじみのない単位ですが、1lbは約453gです。20lbであれば、約9kgまでの負荷に耐えられるということになります。狙う対象魚の平均的な重さや引きの強さを確かめて選びましょう。
そして使用するロッドにも適合する強力の範囲がありますので、参考にて選びましょう。

釣り糸の号数と強力の関係

号数から、強力をある程度割り出すことも可能です。
号数と強力の関係は、釣り糸の材質ごとの強度によって異なりますので、ここではナイロン・フロロカーボンの場合と、PEラインの場合に分けて説明していきます。

ナイロン・フロロカーボンの強力

細い号数においては、おおよそ「号数×4」と計算すると強力(lb)が割り出せます。
例えば以下のような数字になります。

参考:ナイロン、フロロカーボンにおける対応表

号数 強力(lb) (kg) 標準直径(mm)
0.8号 3lb 1.4kg 0.148mm
1号 4lb 1.8kg 0.165mm
1.5号 6lb 2.7kg 0.205mm
2号 8lb 3.6kg 0.235mm
2.5号 10lb 4.5kg 0.260mm
3号 12lb 5.4kg 0.285mm

PEラインの強力

ポリエチレン繊維の編み糸であるPEラインは強度が高く、同じ号数でもナイロンやフロロカーボンより高い強力を示します。一般的には、「強力=号数×4」のナイロンに比べ、PEラインは「強力=号数×10」程度あるとされています。
ただし、PEラインは編んでいる原糸の性能や編んでいる本数、製造方法の違いによって各社・各製品で異なってくるので、商品紹介ページやパッケージ裏面の説明などで確認するようにしましょう。

まずは上記のように、強力や、材質、号数などを参考に、適した釣り糸を選んでみましょう。そして上級者になれば、強力、号数以外にも、比重や吸水性などさまざまな特徴を見て釣り糸を選びます。各釣り糸の製品ページを見て、用途に合ったものをぜひ見つけて下さい。

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