平和卓也スペシャルインタビュー TAKUYA HIRAWA SPECIAL INTERVIEW

磯釣り界の若き第一人者、平和卓也。
卓越した理論と類い稀な才能、そして輝かしい実績。

あらゆる賞賛と栄光を勝ち取り、いよいよ円熟期を迎えた彼が、デュエルからフカセ釣りのアイテムを大量リリースする。シグネチャーモデルのウキから平和理論を支えるNEWラインまで、その全貌を平和卓也自身に語ってもらった。

平和卓也 スペシャルインタビュー
怒濤の新製品ラッシュ。まずは“ウェーブマスター”から
バランスのとれた形状のウェーブマスター。「入門には十分すぎるスペック」と平和さん
「初?中級者が求めるものをすべて兼ね備えたウキですね」
ポイントを選ばず、どこでも使えるオールラウンド設計

担当者(以下、担)
お疲れさまです。お忙しい中ありがとうございます。今回は、平和さんのタックルに関する考え方やデュエルの新製品について、じっくりお話を伺っていこうと思っています。 よろしくお願いします。

平和(以下、平)
こちらこそよろしくお願いします!

担 : いよいよ新作「TGウェーブマスター」シリーズが発売になりましたね。

平 : はい。とうとう発売開始です。なかなかいい仕上がりですよ?。

担 : では、まずは「ウキ」絡みのお話から伺っていきましょうか。ウェーブマスターですが、どんなコンセプトで作られたウキなのですか。

平 : ズバリ「入門者?中級者に向け」のシリーズですね。堤防から磯まで、ウキ釣りを楽しむ人に買っていただきたいモデルです。

担 : なるほど。デュエル製のウキの中でもエントリーモデルと考えていいのでしょうか。ちなみに、デュエルウキのシリーズ構成について改めて伺いたいのですが。

平 : そうですね。エントリーモデルです。シリーズ構成については、初?中級者用の「ウェーブマスター」、中級者用の「タイドマスター」、そして2013年秋に発売されるエキスパート用の「ピースマスター」という3本立てになっています。

担 : おっと、ピースマスターの話も出てきましたね。と、こちらは後で詳しくお話を伺うとして、まずはウェーブマスターの話から。素材は樹脂ですよね?

平 : はい。樹脂素材は、フォルムや浮力など、個々の製品のムラが出にくいのが特徴です。デュエルの強いこだわりですね。

担 : 価格もかなり抑えられているとか。

平 : そうなんです。やっぱり入門者向けですから、エントリーしやすい価格設定になっています。色々試して欲しいですしね。

担 : ラインアップはどんな感じですか?

平 : 浮力は0、G2、B、2B、3Bの5タイプで、Lサイズには1.0もあります。

担 : これには何か意図があるのですか?

平 : 必要以上にゴチャゴチャタイプを出さずに、初心者でも簡単に使い分けられるよう5タイプに絞っています。

担 : サイズのほうはいかがですか。

平 : S、M、ML、Lの4サイズです。こちらも必要最低限かつ、十分なものに絞りました。

担 : ちなみに、使用する場所やコンディションについてですが、何か注意点などありますか?

平 : 特にありませんね。どんな場所でも、どんなコンディションでも、初、中級者が求める性能を十分に発揮してくれるはずですよ。

担 : これから磯のフカセ釣りを始める人にもってこいといったところですね。

平 : はい。お求め安い価格といい、均一な品質といい、入門者にかなりおすすめです!

TGウェーブマスター
SPEC
サイズ:S、M、ML 、L
号数:0、G2、B、2B、3B 
※Lサイズには加えて1.0もあり
価格:オープン
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平和理論を凝縮させた“ピースマスター”
ある性能に特化した3タイプが登場

担 : さて、続いては先ほど少しお話に出てきた「TGピースマスター」についてです。これは平和さんの磯釣りに対する考え方を凝縮させたシグネチャーモデルですね。

平 : そうなんです。僕が考えるウキの性能って、3つあると思うんです。ひとつ目はアタリを視覚的に人に伝える性能です。ウキが沈むことで釣り人の目にアタリを伝えるということです。そして、より小さなアタリを伝えられるウキほど、この性能に長けているといえます。これは言い換えれば“感度”のことですね。ふたつ目はエサをポイントに運ぶ“運び屋”的な性能です。キャストして飛ばす、潮に乗せて流す、潮に乗せて沈めるなどですね。この性能が優れていると、より広範囲を正確に探ることができます。3つ目は“食わせ”の性能です。グレはエサを吸い込んで違和感があると即座に吐き出しますが、その違和感をいかに感じさせないかという性能ですね。

担 : なるほど。3つですね。

平 : そして、それらをひとつのウキにまとめることができたら、それが一番だと思うんですよ。ですけど、それらを僕が求めるレベルで実現しようとすると、現実的には不可能なんです。

担 : 具体的にはどういうことでしょうか。

平 : たとえば、“運び屋”的な性能を伸ばしてウキを飛ばそうとすればするほど、“食わせ”の性能は落ちます。ウキは飛ばそうとすると重くなる。重くなれば魚はエサに食い付くとき違和感のある重たいものを引っ張ることになりますよね。よく飛んで食わせの性能もいいというのは、難しいんです。

担 : なるほど。ちなみに、それらの性能はウキの形状にどのように影響してくるのでしょうか。丸いタイプや細長いタイプとか。

平 : 運ぶとか飛ばすとかだったら、より丸いほうがいいですよね。視認性も上がります。ただ、感度は悪くなります。水に入っていくときの抵抗が大きくなりますからね。で、そこそこ見やすくて、そこそこ運びやすくて、そこそこ感度もいいとなると、よくある「たまご型」になるんですよ。

担 : 求められるものは限られるのですね。何かを求めれば、何かを犠牲にしないといけないと。その点、ピースマスターはどんなモデルなのでしょうか。

平 : すべてにおいて特化したモデルです。運び屋的な性能、アタリを伝える性能、食わせの性能、あるベクトルに極端に特化しているんです。

担 : なるほど。では、各商品についてご説明いただけますか。

平 : はい。まず感度を追求したモデルです。アタリウキというものですね。単体では使えない軽いウキで、飛距離の出るタイプのウキと組み合わせたりして使います。とにかく浮力を落とすことでどんな小さなアタリもとれるようにしているんです。つづいて食わせ重視のモデルはなるべく軽く、単体で使えるギリギリの重さにして、魚への違和感を徹底的になくしました。ちょっと細長いものがこれですね。そして、まん丸のものが運び屋的性能を高めた遠投タイプのモデル。しっかり飛ばして、しっかり運ばして、視認性を上げて、活性の高い魚を狙おうっていうモデルです。釣り始めはまずこれから、といったウキです。

担 : ベースは遠投タイプで、これで食わない魚に関しては感度や食わせ重視のモデルでフォローしていこうという訳ですね。

平 : 活性が低いシビアな状況では、感度や食わせに特化した性能でないと、太刀打ちできない状況が多々ありますから。

担 : 平和さんに言われると、早速、釣れる気がしてきますよ(笑)。

平 : ありがとうございます。自分で使うことを想定して、全身全霊で作りましたからね。期待していてください。

「平和色全開ですよ。もう、おもいっきり(笑)」
運び屋的な性能を極限まで高めた遠投モデル。飛ばすのにも、潮に乗せるのにも最適で、いままでにないエリアを探ることが可能。
食わせ重視のこのタイプは、水中に入るときの抵抗を徹底的に排除。
単体では使えないほどに感度を追求したアタリウキは、遠投モデルと組み合わせて使用。
「本気で獲りたいから超特化型。全てに優れたウキはありえない」
TGピースマスター 遠投
SPEC
サイズ:M、L
号数:0、00、-0 
価格:オープン
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TGピースマスター 感度
SPEC
号数:B、G5、0、00、-0、-G8 
価格:オープン
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  • TGタイドマスター遠投

    TG ピースマスター 遠投

  • TGタイドマスター感度

    TG ピースマスター 感度

  • TGタイドマスター流巧

    TG ウェーブマスター

  • TGタイドマスター流巧

    TGタイドマスター流巧

  • TGタイドマスタ ー流技

    TGタイドマスタ ー流技

  • TGタイドマスター 流術

    TGタイドマスター 流術

  • TGオートガイド

    TGオートガイド

  • TG DD水中

    TG DD水中

  • TGクッションシンカー

    TGクッションシンカー

  • TGパワーノットサルカン

    TGパワーノットサルカン

  • TGレンジキーパー / TGレンジキーパー糸通し付

    TGレンジキーパー

  • TGフカセシモリ

    TGフカセシモリ

  • TGマーカーピン

    TGマーカーピン

  • TGマーキングストッパー

    TGマーキングストッパー

  • TGマーカーラバー

    TGマーカーラバー

  • TGウキ止めライン

    TGウキ止めライン

  • TGウキ止めウーリー10m

    TGウキ止めウーリー10m

  • TGクッション

    TGクッション

  • TGマジックシャフト

    TGマジックシャフト

  • TGマジックシャフトロング

    TGマジックシャフトロング

  • TGマジックシャフトナイト

    TGマジックシャフトナイト

トータルで考える新しいラインシステム
ときに熱く、ときに静かに、ときに鋭く、新作ラインに対する想いを語ってくれた
力の伝達率、耐摩耗性、初期性能の維持……ラインの性能が釣果に与える影響は極めて大きい
「ロッドやリールの進化を考えないと本当に優れたラインは作れません」

担 : 磯釣り関係の新製品というと、ライン関連のものも目白押しですね。

平 : そうなんですよ。ハードコア磯、パワーフカセ、フカセマックスと、昨年から新製品ラッシュです。

担 : まず「ハードコア磯」ですが、次世代のナイロン製メインラインとして、ずいぶん注目を集めいています。どのような点が優れているのでしょうか。

平 : やはりフロロを超える超極低伸度ですね。本来、ナイロンラインは伸びやすいんですが、とにかく伸びない。フロロを超える低伸度に仕上がっています。

担 : そのメリットとは、どんなところにあるのですか。

平 : まずは、従来のナイロンラインのデメリットからお話しします。ナイロンラインは伸びると癖がつきやすくなります。例えばテンションの張った状態でリールに巻いていったりすると、ひどい癖がつくんです。形状が崩れて糸つぶれし、初期性能がすぐに劣化してしまうんです。

担 : 一般ユーザーは、一度巻いたラインで何度も釣りに行きますから、初期性能の維持はラインの重要な性能のひとつですからね。

平 : この点、ハードコア磯は伸びづらいので、こういった従来のナイロンラインにあった心配は不要です。しかも、伸びづらいから力の伝達もより確実です。遠い場所でアタリが出たときも、アワセをしっかり入れることが出来るんです。

担 : フロロとはどう違うのでしょうか。

平 : 「簡単な力では伸びない。ただし、ある点までいくと伸びる」。これが、ハードコア磯の特徴です。極低伸度を実現しながら、魚の引きを吸収することができるんです。あくまでもメインラインなので、口切れの防止などの観点から、魚の引きを吸収する役割はしっかりと保つ必要がありますから。これが、いままでのラインにない特徴です。

担 : なるほど。耐摩耗製はいかがですか。

平 : バッチリです。硬いラインなので、根ズレなどの側面からのダメージにもめっぽう強いです。伸びて強度が落ちるということもありませんからね。かなり攻撃的なラインですよ。

ハードコア磯
SPEC
号数:1.75、2.0、2.5、3.0、4.0、5.0号
カラー=O/高視認オレンジ、W/高視認ホワイト、Y/高視認イエロー
価格=オープン
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「フロロって全部同じだと思っていませんか?」

担 : これに対して、同じくメインラインの「パワーフカセ」はどんな特徴を持ったラインなのでしょうか。

平 : はい。こちらは、「カーボンナイロン」と呼ばれるフロロとナイロンのハイブリッドラインです。この点は大きく違いますね。

担 : 性能的な違いはいかがですか。

平 : 基本的にこちらも低伸度志向です。つまり、初期性能を長く維持でき、根ズレなどに非常に強いラインになっています。ただし、ハードコア磯ほど強烈な個性は持たせていません。

担 : 扱いやすさもプラスした感じでしょうか。

平 : そうですね。ハードコア磯よりはしなやかさを重視して、初心者の方なども使いやすくなっています。使う場所も、がっつり磯というよりは、おかっぱり全般。湾口や湾内でも楽しんでいただこうって感じです。

担 : 平和さん的にはどんな感じで使い分けていますか?

平 : 「さあ、今日は楽しんで釣りをしよう♪」って感じのときは、パワーフカセですね。

担 : 少しソフトに釣りをしたいときは、こっちというですね。

平 : そんな感じです(笑)。

担 : さて最後に「フカセMAX」ですが、こちらはハリスです。どんな特徴のラインなのでしょうか。

平 : こちらは100%フロロカーボンのラインです。よって、とにかく伸びません。昨今、ロッドやリールは日増しに進化していて、魚の引きをかわすという部分についてロッドとリールに頼る部分が大きくなっています。つまり、ライン、特にハリスに求められる性能が少しずつ変わってきていると思うんです。

担 : 魚の引きをかわす役割ではなく、という意味ですね。

平 : はい。伸びて魚の引きをかわす役割は求められておらず、とにかく切れないということが求められてきています。

担 : 磯釣りは竿も長いですし、リールのドラグ性能は数年前とは比べ物にならないくらいに進化していますからね。

平 : そうなんですよ。とすると、根ズレしたり、あるいは魚の歯や口にあたったりして糸が切れることを徹底するべきだと思うんです。

担 : それを求めたのが、フロロ100%のフカセMAXですね。

平 : そういうことです。ただ、普通のフロロとは違いますよ。一概にフロロカーボンといっても、作り方によって性能は大きく変わるんです。今回も何十種類の異なる作り方で作られたフロロハリスをテストしました。

担 : 自社でラインを生産するデュエルの強みですね。

平 : 何度もテストできるのは大きなメリットですね。そして、その中から、ささくれ、こすれへの強度をテストして、もっとも優れたものが商品化されました。

担 : フロロの中のフロロといったところでしょうか。ところで、今回のライン群はメインラインからハリスまでトータルで考えられている感じがしますが。

平 : まさにトータルプロデュースです。いくらハリスを低伸度にしてもメインラインがそうでなければ、そのメリットを完全には享受できません。その逆も然りです。そういう意味でも、今回のライン群は、まさに僕のフカセ釣りについての考えを、総合的に反映した製品になっているといえると思います。

担 : なるほど。それは非常に楽しみですね。という訳で、今回の新製品はウキといいラインといい、平和色の濃いアイテムが目白押し。もちろん入門用に使いやすさを重視したものも登場し、デュエルのフカセ釣りのラインアップはますます充実してきました。ぜひ、皆さんもこの機会に、デュエル製品をお試しください♪

平 : かなりコアな製品もありますが、絶対の自信作ですので、ぜひ試してみてくださいね!

パワーフカセには、フロロとナイロンのハイブリッドラインが「カーボンナイロン」を採用
フカセMAXはフロロ100%。デュエルオリジナルの製法が生む強度は、他の追随を許さない
HARDCORE パワーフカセ
SPEC
号数:1.75、2.0、2.5、3.0号
カラー=ミルキーピンク、ミルキーグリーン
価格=オープン
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H.D.CARBON フカセMAX
SPEC
号数:0.8、1、1.25、1.5、1.75、2、2.5、3号
カラー=ナチュラルクリアー
価格=オープン
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MOVIE

DUEL MOVIE×平和卓也 The磯 TG.Revolution
五島寒グレフィールドテスト①

Video (Direct Link To YouTube)

DUEL MOVIE×平和卓也 The磯 TG.Revolution
五島寒グレフィールドテスト②

Video (Direct Link To YouTube)